社労士試験で、
「労基・労災・雇用・健保・年金はある程度取れるのに、一般常識だけ弱い」
という人がいます。
再受験では、
「一般常識のためだけに本科を買い直す必要がある?」
「労一・社一だけ単科で補える?」
「白書・統計・法改正まで何を追加すればいい?」
と迷いやすくなります。
結論からいうと、
一般常識だけが明確な弱点なら、社労士本科を丸ごと買い直す必要性はかなり下がります。
前年の、
- 労働科目
- 社会保険科目
- 基本テキスト
- 過去問
を残しながら、
一般常識
+
白書・統計
+
法改正
+
選択式対策
+
必要なら答練・模試
だけ追加する構成ができます。
ただし、
「一般常識が弱い」
という結果だけでは足りません。
労一の法律問題が弱いのか。
社一の法令知識が弱いのか。
白書・統計で落としているのか。
選択式だけ基準点を割るのか。
ここを分けてから追加講座を決めます。
一般常識は「労一」と「社一」を分けて見る
社労士試験の一般常識は、大きく、
労務管理その他の労働に関する一般常識
→ 労一
社会保険に関する一般常識
→ 社一
に分かれます。
同じ「一般常識が苦手」でも、
労一だけ弱い
社一だけ弱い
両方弱い
では必要な補強が違います。
さらに、
択一
選択式
でも分けます。
例えば、
労一択一
→ ある程度取れる
労一選択式
→ 1~2点
なら、知識量より選択式・白書への対応が問題かもしれません。
一方、
択一でも一般常識を大きく落とす
なら、基本法令・制度知識から補う必要があります。
一般常識だけ弱いなら他科目は「維持」に変える
例えば前年、
労基・安衛
→ 安定
労災
→ 安定
雇用
→ 安定
健保
→ 安定
国年・厚年
→ 安定
一般常識
→ 弱い
という状態です。
この場合、
他科目をもう一度何十時間も講義で聞く
より、
他科目
→ 過去問・答練で維持
一般常識
→ 新しい講義・白書・統計を追加
とした方が直接的です。
得意科目は伸ばす学習から、落とさない学習へ変える。
その分を一般常識へ移します。
白書・統計が弱いなら新年度版を優先する
一般常識の中でも、
- 労働経済
- 統計
- 厚生労働白書
- 各種調査
は年度依存が大きい分野です。
前年教材をそのまま使うだけでは、新しい統計や白書へ対応できない場合があります。
LECの2027年中上級コースでは、
先取り白書対策
を早い時期から提供し、直前期に白書をまとめて詰め込まなくてもよい構成にしています。
さらに2027年向けでは、
先取り白書対策+先取り改正法対策
を通信Webで別売し、コース生以外でも申し込めるようになっています。
つまり、
前年教材
→ 継続
白書・法改正
→ LECで2027年版だけ追加
という組み方ができます。
公式資料
LEC|2027年合格目標 年金キーパー+中上級コース・中上級コース
白書・統計だけなら直前講座まで絞れる
LECの2027年合格コースでは、直前対策として、
白書・統計攻略講座 全2回
が用意されています。
最新の白書・統計情報の中から、本試験で重要な部分を絞って確認する構成です。
一般常識の基本法令は前年教材で足りる。
でも白書・統計だけ新しくしたい。
という人なら、
本科ではなく直前の白書・統計対策だけ追加
する考え方ができます。
公式資料
LEC|2027年合格目標 社労士 基礎+合格コース・合格コース
法改正も一般常識と一緒に更新する
一般常識だけ弱い人でも、
白書・統計だけ見ればよいわけではありません。
法改正によって、
- 労務管理
- 社会保険
- 関係法令
の出題内容が変わる可能性があります。
LECの2027年向けでは、
先取り改正法対策
に加え、直前期にも、
改正法攻略講座 全2回
があります。
前年テキストを残す再受験者なら、
基本知識
→ 前年版
今年変わったところ
→ 新年度法改正講座
という分け方ができます。
公式資料
LEC|2027年合格目標 年金キーパー+中上級コース・中上級コース
LEC|2027年合格目標 社労士 基礎+合格コース・合格コース
アガルートにも白書対策が独立して入っている
アガルートの2027年上級カリキュラムでは、
白書対策講座
を用意しています。
厚生労働白書などを押さえ、
労一・社一対策を行う位置づけです。
さらに、
- 法改正対策
- 選択式集中特訓
- 科目横断整理
- 模擬試験
も組み込まれています。
つまりアガルートでも、
一般常識は基本講義だけではなく、白書・法改正・選択式を別の機能として補う
設計になっています。
一般常識だけ弱い人は、このうち必要部分だけを取り出せないか確認する価値があります。
公式資料
アガルート|2027年合格目標 総まとめ講座/上級カリキュラム
選択式の労一・社一で落ちるなら選択式対策も追加する
一般常識が弱い人の中には、
択一
→ ある程度取れる
選択式
→ 労一・社一で基準点割れ
というタイプもいます。
この場合、
白書・統計の知識を増やす
だけでなく、
選択肢をどう絞るか
も練習した方がよいでしょう。
LECの2027年中上級には、
選択式攻略講座
があり、
70分の問題演習
+
70分の解説
で、知識だけではなく選択式問題の解き方まで扱います。
一般常識の選択式で落ちた人なら、
白書・統計
+
選択式
を組み合わせる方法があります。
公式資料
LEC|2027年合格目標 年金キーパー+中上級コース・中上級コース
一般常識の法律知識そのものが弱いなら白書だけでは足りない
例えば、
労働契約法
労働組合法
雇用・労働関係法令
社会保険関係法令
など、一般常識に含まれる法律知識そのものが弱い場合です。
この状態で、
白書・統計講座だけ追加
しても、択一の法令問題は安定しません。
LECの一般常識徹底解説講座も、
一般常識では単なる統計だけでなく、
出題者が前提としている労務管理・労働経済・法令知識
まで押さえる必要があるという考え方で構成されています。
このタイプは、
一般常識講座
+
白書・統計
まで広げた方がよい可能性があります。
公式資料
一般常識だけなら市販教材+直前対策でも組める
一般常識以外がかなり完成しているなら、
高額講座まで追加せず、
市販教材
+
直前講座
+
模試
という構成も考えられます。
例えば、
前年基本テキスト
→ 継続
一般常識の市販問題集
→ 新年度版
白書・統計
→ 直前講座
法改正
→ 新年度講座
模試
→ 本試験確認
です。
このタイプは、
講座を買うことより、年度更新情報を漏らさないこと
が重要です。
TACも統計・白書を独立して直前対策している
TAC出版の2027年向け独学道場では、
法改正/統計・白書対策Web講義
を直前対策として設定しています。
公式案内でも、
白書・統計は範囲が膨大で、苦手に感じる受験生が多い分野
とし、
出題可能性の高い部分へ絞って扱う構成です。
これは、
一般常識だけ弱い人が、全科目本科ではなく直前の情報更新部分だけ補う
考え方と相性があります。
公式資料
TAC出版|2027年合格目標 社会保険労務士 独学道場 実戦力アップ
TACの本科でも一般常識は独立教材になっている
TACの2027年向け総合本科系では、
- 労働に関する一般常識
- 社会保険に関する一般常識
- 労務管理・統計・白書
がそれぞれ教材として分けられています。
さらに直前期には、
法改正・判例講義
なども用意されています。
つまり、
一般常識は他の主要法律科目とは別に更新・整理する必要がある領域
として扱われています。
再受験者なら、他科目教材を残しながら、この部分だけ新年度情報へ差し替える考え方ができます。
公式資料
択一も選択式も一般常識だけ低いなら集中補強しやすい
例えば、
択一総得点
→ 合格圏
選択式総得点
→ 合格圏
しかし、
労一
社一
だけが低い状態です。
この場合、
全科目本科
より
一般常識だけを集中的に補強
しやすくなります。
学習時間も、
労基・労災・雇用・健保・年金
→ 維持
一般常識
→ 増やす
と変更します。
1年目と同じ均等配分を続ける必要はありません。
択一総得点自体が低いなら一般常識単科だけでは足りない
一方、
一般常識が一番弱い
とはいっても、
択一総得点
→ 30点台前半
他科目も4~5点が多い
のであれば、
一般常識だけ直しても合格圏へ届かない可能性があります。
このタイプは、
一般常識が最大の弱点であって、唯一の弱点ではない
状態です。
アガルートの2027年中上級は、
択一30点以上で、知識の穴を再インプットしながらアウトプット中心に進めたい人
向けです。
このような場合は、一般常識単科だけではなく中上級まで検討します。
公式資料
アガルート|2027年合格目標 中上級総合講義/中上級カリキュラム
労一・社一の選択式だけ事故なら講座を小さくできる
例えば前年、
択一
→ 48点
選択式総得点
→ 28点
労一だけ
→ 2点
だった場合です。
他の科目は安定しています。
このタイプなら、
前年教材
+
白書・統計
+
法改正
+
選択式対策
+
模試
まで絞れる可能性があります。
本科を再購入する理由はかなり小さくなります。
逆に、
労一2点
社一2点
他科目も3点ぎりぎり
なら、一般常識だけの事故とは言いにくくなります。
選択式全体の対策も必要です。
一般常識だけ弱い人の追加講座を整理すると
| 前年の状態 | 追加候補 |
|---|---|
| 白書・統計だけ弱い | 新年度白書・統計対策 |
| 法改正で落とす | 法改正講座 |
| 労一・社一の選択式だけ弱い | 白書+選択式対策+模試 |
| 一般常識の法令問題も弱い | 一般常識講義+白書・統計 |
| 択一は合格圏・一般常識だけ低い | 単科中心 |
| 他科目も4~5点が多い | 中上級も検討 |
| 労一・社一とも不安定 | 一般常識+白書+答練・模試 |
| 他科目は完成・本試験だけ失敗 | 新年度直前対策+模試 |
つまり、
「一般常識が弱いから一般常識講座」だけでもありません。
どの部分が弱いかで、さらに細かく分けます。
本科を買わずに組むならこうなる
一般常識以外が安定しているなら、例えば、
前年基本テキスト
→ 継続
前年過去問
→ 他科目維持
一般常識
→ 必要なら単科追加
白書・統計
→ 新年度版
法改正
→ 新年度版
選択式が弱い
→ 選択式攻略
直前
→ 答練・模試
という構成にできます。
これなら、
できている労働法・社会保険法まで本科で買い直す必要がありません。
一般常識は直前だけ詰め込まない
一般常識は範囲が広いため、
「直前1か月で白書を全部覚える」
とすると負担が大きくなります。
LECが2027年向けに「先取り白書」を早期実施しているのも、
一般常識は少しずつ積み上げる方が直前期の負担を減らせる
という考え方です。
再受験なら、
早い時期
→ 一般常識の基本法令
途中
→ 白書・統計
直前
→ 最新情報・選択式・模試
と分ける方法があります。
公式資料
LEC|2027年合格目標 年金キーパー+中上級コース・中上級コース
一般常識だけ弱い人はこの順番で決める
- 労一と社一のどちらが弱いか分ける
- 択一・選択式のどちらで落としたか確認する
- 法令知識不足か白書・統計不足か分ける
- 他科目が本当に安定しているか確認する
- 白書・統計は新年度版へ更新する
- 法改正も新年度版を追加する
- 選択式が弱ければ選択式講座を追加する
- 最後に答練・模試で科目別基準を確認する
この順番なら、
「一般常識が弱いから本科」
ではなく、
白書だけ
法改正だけ
選択式まで
一般常識単科まで
と必要な範囲まで小さくできます。
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一般常識だけ弱いなら、年度で変わる部分へ予算を使う
一般常識以外が安定しているなら、
社労士本科をもう一度全部買う必要性は下がります。
一般常識の法令知識が弱い
→ 一般常識講義
白書・統計が弱い
→ 新年度白書・統計対策
法改正が弱い
→ 新年度法改正
労一・社一の選択式で落ちる
→ 選択式対策
本試験対応
→ 答練・模試
と分けます。
一般常識は、
前年教材をそのまま使いにくい年度依存部分が多い
のが特徴です。
だからこそ、
できている他科目へ高額本科の予算を使うのではなく、
白書・統計・法改正・選択式など、今年更新すべき部分へ絞って追加する
方法を先に検討してください。
出典
この記事は、2026年8月時点の各予備校公式情報をもとに作成しています。
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