LECの社労士講座で、
「中上級コースだけでいい?」
「年金が弱いなら年金キーパー+中上級にした方がいい?」
「前年の国民年金・厚生年金がどの程度なら年金キーパーを付ける?」
と迷うことがあります。
2027年合格目標のLECでは、学習経験者向けに、
- 中上級コース
- 年金キーパー+中上級コース
が用意されています。
違いの中心は、
通常の中上級に、国民年金・厚生年金の知識を早い時期にメンテナンスする「年金キーパー」が加わるか
です。
LECは年金キーパーについて、本試験直後の知識が薄れる前に、
- 前年本試験を振り返る
- 法改正を確認する
- 国民年金・厚生年金の知識を最新状態で維持する
ための講座として位置づけています。
そのため、
年金が何となく不安だから年金キーパー付き
ではなく、
前年の国年・厚年が他科目より明確な失点源だったか
から判断する方が分かりやすくなります。
まず通常の中上級コースが必要かを確認する
最初に考えたいのは、
年金キーパーを付けるか
ではありません。
そもそも中上級コース自体が必要か
です。
例えば前年、
労働科目
→ 安定
健康保険
→ 安定
一般常識
→ 安定
国年・厚年だけ
→ 弱い
という状態なら、
中上級で全科目をもう一度組み直すより、
前年教材を残し、
年金だけ追加補強する
方法もあります。
反対に、
年金が一番弱いものの、
健保も弱い
一般常識も不安定
他の択一科目にも穴がある
のであれば、
中上級で全体を再整理し、そのうえで年金をさらに厚くする
意味があります。
LECの2027年向けには、中上級コースと年金キーパー+中上級コースの両方が、学習経験者向けのコースとして用意されています。
公式資料
LEC|2027年合格目標 年金キーパー+中上級コース・中上級コース
年金キーパーは前年の年金知識を「作り直す」より「維持・更新する」講座
LECの2027年年金キーパーでは、
あえて前年向けの、
- パーフェクトテキスト 国民年金法
- パーフェクトテキスト 厚生年金保険法
を使用します。
前年LECコース生は、自分が書き込みながら使った年金テキストを使って、
本試験の検証
↓
法改正箇所の確認
↓
2027年向けへ知識を更新
という流れで進めます。
前年LEC生ではない人には、前年向けの国年・厚年テキストが提供される案内になっています。
つまり年金キーパーは、
初めて年金を学ぶための入門講座というより、一度作った年金知識を忘れず次年度へつなぐための講座
です。
前年、
「本試験時点では年金を覚えていたが、翌年までにかなり抜けそう」
という人にも合いやすくなります。
公式資料
LEC|2027年合格目標 年金キーパー+中上級コース・中上級コース
国年・厚年とも明確に低いなら年金キーパー付き寄り
例えば前年、
他の択一科目
→ 安定
国民年金
→ 明確に低い
厚生年金
→ 明確に低い
という状態です。
この場合、
中上級本体でも年金は学びますが、
年金だけ追加で触れる回数を増やす
意味があります。
特に、
国年・厚年とも、
- 基本要件を混同する
- 数字を落とす
- 老齢・障害・遺族が整理できない
- 本試験後すぐ知識が抜ける
という状態なら、年金キーパー付きの方を検討しやすくなります。
前年から年金が明確な失点源なら、
通常中上級と同じ学習配分をもう一年繰り返すより、
年金だけ先にメンテナンスしてから中上級へ入る
方が弱点へ時間を寄せられます。
国年は取れる・厚年だけ弱いなら必ず年金キーパーではない
例えば、
国民年金
→ 安定
厚生年金
→ 弱い
という場合です。
この状態なら、
年金2科目全体を追加補強する必要があるかを考えます。
厚生年金だけ、
前年テキスト
+
過去問
+
中上級講義
で重点的に復習する方法もあります。
ただし、
国年と厚年は、
老齢
障害
遺族
など、比較して理解した方が整理しやすい部分があります。
厚年だけ弱いとしても、
国年との関係から年金2科目を整理し直したい
なら年金キーパー付きは候補になります。
つまり、
「厚年だけ低い=通常中上級」
でも、
「厚年だけ低い=必ず年金キーパー」
でもありません。
年金の選択式も弱いなら年金キーパー付きの優先度は上がる
前年、
国年・厚年の択一
→ 低い
さらに、
選択式の国年・厚年
→ 不安定
だった場合です。
この場合は、
択一問題への対応だけではなく、
年金知識そのものが安定していない
可能性があります。
年金キーパーで早い時期に知識を維持し、
その後、
中上級講義
↓
過去問
↓
選択式対策
↓
答練・模試
と繰り返す意味が大きくなります。
逆に、
年金択一だけ低い
選択式は安定
なら、
年金講義量より、
- 細かな要件比較
- 数字
- 択一の肢判断
- 初見問題
の方が課題かもしれません。
この場合は通常中上級のアウトプットで足りる可能性があります。
年金が他科目と同程度なら通常中上級を先に考える
例えば前年、
国年・厚年
→ 普通
労災
→ 普通
雇用
→ 普通
健保
→ 普通
という状態です。
年金だけが特別に弱いわけではありません。
この場合は、
年金を追加で厚くするより、
通常の中上級で全科目の完成度を上げる
方が自然です。
年金キーパー付きにする基準は、
「年金が満点ではなかった」
ではありません。
他科目と比較して、年金が明確に合格を妨げているか
です。
年金が取れているなら年金キーパーを付けない判断もある
例えば、
国年・厚年
→ 安定
選択式年金
→ 安定
しかし、
一般常識
→ 弱い
選択式労一
→ 弱い
という人です。
この人が年金キーパー付きにすると、
すでに取れている年金へ学習時間を追加することになります。
それより、
通常中上級を選び、
- 白書
- 一般常識
- 選択式
- 答練
へ時間を回した方が前年の失点に直接対応できます。
追加講座は「不安な科目」ではなく「失点した科目」に使う
方が2年目は効率的です。
前年の年金得点を見るときは絶対点だけで決めない
例えば国民年金・厚生年金が、
どちらも5点前後
だったとします。
数字だけを見れば、
「年金キーパーを付けた方がいい」
と思うかもしれません。
しかし他科目もすべて5点前後なら、
年金だけが弱点ではありません。
一方、
他科目は7~9点程度
国年・厚年だけ5点前後
なら、
年金が相対的な弱点
です。
つまり、
前年の年金得点は、
他科目との比較
で見ます。
年金キーパー付きが向きやすい人
次の項目が多い人です。
- 国年・厚年が他科目より明確に低かった
- 択一・選択式の両方で年金が不安定だった
- 本試験後に年金知識がかなり抜けた
- 前年の年金テキストを活かしながら再整理したい
- 法改正も含め、早い時期に年金を最新状態へ更新したい
- 中上級本体だけでは年金への接触量が少ないと感じる
この場合は、
年金キーパー+中上級
を検討しやすくなります。
通常中上級が向きやすい人
次の項目が多い人です。
- 国年・厚年は大きく崩れていない
- 年金選択式も安定している
- 年金より他の科目が弱い
- 全科目を学習経験者向けに整理し直したい
- 年金は中上級本体の学習量で足りそう
- 追加の年金学習時間を別の弱点へ使いたい
この場合は、
通常の中上級コース
を先に考えやすくなります。
択一総得点が高いなら中上級自体が必要かも確認する
例えば前年、
択一全体
→ かなり安定
選択式
→ 多くの科目で安定
年金だけ少し低い
という場合です。
この段階なら、
中上級
vs
年金キーパー+中上級
の二択だけで考えない方がよいでしょう。
前年教材を残して、
年金だけ補強+新年度答練・模試
という組み方もあります。
一般的に、
弱点が狭いほど単科。
弱点が広いほど本科。
と考えた方が整理しやすくなります。
つまり、
中上級を選ぶと決めた人が、次に年金キーパーを付けるか判断する
という順番です。
LECには中上級以外の選択肢もある
2027年向けLECでは、中上級系以外にも複数の学習経験者向けコースが用意されています。
また、中上級ページでは、
先取り白書対策+先取り改正法対策
をコース生以外でも申し込めると案内しています。
そのため、
前年教材を残し、
年金は前年教材で重点復習。
年度更新情報だけLECで追加。
答練・模試だけ新年度版。
という組み方もできます。
年金キーパー付きにしない=年金対策をしない
ではありません。
公式資料
LEC|2027年合格目標 年金キーパー+中上級コース・中上級コース
得点別の目安は「公式基準」ではない
前年成績から考えるなら、例えば次のように整理できます。
| 前年の状態 | まず検討 |
|---|---|
| 国年・厚年とも明確に低い | 年金キーパー+中上級寄り |
| 年金の択一・選択式とも不安定 | 年金キーパー+中上級寄り |
| 国年か厚年の一方だけ弱い | 通常中上級と年金キーパー付き双方を比較 |
| 年金が他科目と同程度 | 通常中上級寄り |
| 年金は安定・別科目が弱い | 通常中上級 |
| 全体がかなり安定・年金だけ少し弱い | 中上級自体が必要か再確認 |
| 年金以外にも複数科目が弱い | 中上級+年金キーパーも候補 |
これはLECが、
「国年○点なら年金キーパー」
と公式に示している基準ではありません。
LEC公式が示す年金キーパーの役割を、前年の成績へ当てはめた判断の目安
です。
年金キーパーを付けるかは「追加で年金をやる必要があるか」で決める
通常の中上級でも、
国民年金
厚生年金
は当然学習します。
したがって判断は、
年金を学ぶか、学ばないか
ではありません。
通常中上級の年金学習に加えて、
前年本試験の検証・法改正対応・早期の知識メンテナンスまで追加する必要があるか
です。
前年年金が明確な弱点
→ 追加する意味が大きい
前年年金は安定
→ 通常中上級で足りる可能性が高い
と考えます。
LEC中上級はこの順番で選ぶ
- 前年の択一総得点を見る
- 国民年金の択一得点を見る
- 厚生年金の択一得点を見る
- 年金の選択式得点も確認する
- 他科目と比較して年金だけ低いかを見る
- まず中上級コース自体が必要か判断する
- 年金を早期に追加メンテナンスする必要があれば年金キーパー付き
- 申込時に最新のコース内容・受講料・割引を公式で確認する
この順番なら、
「年金が不安だから年金キーパー付き」
ではなく、
前年の失点から、本当に追加年金対策が必要か
で決められます。
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LECの2027年向けには、
通常の中上級コースと、
そこへ年金キーパーを加えたコースがあります。
年金キーパーは、
前年本試験を振り返り、法改正も反映しながら、国年・厚年の知識を早い時期から維持・更新する
講座です。
前年、
国年・厚年が明確な失点源
選択式でも年金が不安定
本試験後に年金知識が抜けている
なら、年金キーパー付きが候補になります。
一方、
年金は安定
別の科目が弱い
なら、通常中上級を選び、弱点科目へ時間を使う方が合う可能性があります。
また、
全体がかなり完成していて年金だけ少し弱い
なら、
中上級か年金キーパー付きかではなく、中上級本科そのものが必要か
まで戻って確認します。
2年目は、
前年の国年・厚年の失点が、追加の年金対策を必要とするほど大きかったか
を基準に選んでください。
出典
この記事は、2026年8月時点のLEC公式情報をもとに作成しています。
LEC「2027年合格目標 年金キーパー+中上級コース・中上級コース」、LEC「2027年社労士 中上級コース等の割引案内」
