アガルートの司法書士講座で、
「2年目は演習総合講義だけでいい?」
「中上級ライトまで必要?」
「記述が弱いならフルにした方がいい?」
と迷うことがあります。
2027年合格目標のアガルート司法書士には、学習経験者向けとして、
- 演習総合講義
- 中上級カリキュラム/ライト
- 中上級カリキュラム/フル
があります。
結論からいうと、この3つは、
前年の点数が高いほど高いコースを選ぶ
という関係ではありません。
見るべきなのは、
前年教材をどこまで残せるか
択一の知識をもう一度整理したいか
記述が弱いか
答練・模試まで新しく必要か
です。
演習総合講義だけでも、学習経験者向けに全科目の重要知識を再整理できます。
ライトになると、記述過去問・答練・模試・法改正まで入ります。
フルでは、さらに「記述・択一パーフェクト12」と「択一過去問解説講座」が加わります。
そのため、
択一の再整理だけなら演習総合講義
択一+記述+答練まで一通り仕上げるならライト
記述・択一ともアウトプットをさらに厚くするならフル
という違いから考えると分かりやすくなります。
演習総合講義は学習経験者向けの「全科目の再整理」
アガルートの2027年「演習総合講義」は、一通り司法書士試験を学習した人向けです。
公式では、
学習経験があり、思うように点数が伸び悩んでいる人
を対象にしています。
初学者向け講義のように基本事項を一つずつ詳しく説明するのではなく、基本知識の説明を絞り、本試験で重要な論点の再確認へ時間を使います。
講義時間も初学者向けより圧縮されており、問題演習へ時間を回しやすい設計です。
つまり、
前年に、
- 全科目を一通り学習済み
- テキストも持っている
- 過去問もある程度解いた
- しかし知識が整理されていない
という人が、
もう一度入門講義を全部聞かず、学習経験者向けに全体を組み直す
ための講義です。
公式資料
アガルート|2027年合格目標 演習総合講義/中上級カリキュラム
演習総合講義だけでよい人
演習総合講義だけを選びやすいのは、
前年の、
- 記述教材をすでに持っている
- 答練を別校で受ける
- 模試も別途受ける
- 過去問教材を買い直す必要がない
という人です。
この場合、アガルートへ求めるのは、
学習経験者向けのインプット再整理だけ
になります。
例えば、
前年教材
→ そのまま残す
演習総合講義
→ 知識の再整理
答練
→ LEC・TACなど別校
記述
→ 前年教材を継続
という組み方もできます。
逆に、
「アガルートだけで答練・模試・法改正までまとめたい」
のであれば、演習総合講義だけでは範囲が足りません。
択一が基準点未満でも演習総合講義だけとは限らない
前年、
午前択一
→ 基準点未満
午後択一
→ 基準点未満
だった場合です。
この状態でも、一度全範囲を学習済みなら演習総合講義は候補になります。
ただし、
「基準点未満だったから演習総合講義」
と機械的には決めません。
例えば、
過去問を十分解いていない
基本論点でもかなり間違える
記述までほとんど手が回らなかった
なら、講義だけ受けてもアウトプット不足が残ります。
その場合は、
ライトまたはフルまで含めて、答練・記述演習を追加する
ことを検討します。
一方、
前年は勉強時間不足で本試験得点が低かったが、
- 基本教材は揃っている
- 記述教材もある
- 答練は別で用意する
のであれば、演習総合講義だけに絞る方法があります。
中上級ライトは答練・模試・法改正までまとめたい人向け
中上級ライトには、
- 演習総合講義
- 記述過去問解説講座
- 実力確認答練
- 模擬試験
- 重要法改正総ざらい講座
が含まれます。
つまり演習総合講義だけとの大きな違いは、
講義を受けて終わりではなく、記述・答練・模試・法改正まで一つの流れにできること
です。
実力確認答練は、1回あたり、
択一30問
+
記述1問
の構成です。
模擬試験も、
択一70問
+
記述2問
の本試験形式です。
そのため、
前年教材を使いながらも、
新年度のアウトプットは一式新しくしたい
人にはライトが使いやすくなります。
公式資料
アガルート|2027年合格目標 演習総合講義/中上級カリキュラム
択一は基準点付近・記述も弱いならライトを検討しやすい
例えば前年、
午前択一
→ 基準点前後
午後択一
→ 基準点前後
記述
→ 弱い
という状態です。
この人は、
基本知識を完全に一から作り直す
というより、
択一を安定させながら記述と本試験対応を増やす
段階に近くなります。
ライトなら、
演習総合講義で知識を再整理し、
記述過去問で記述を確認し、
答練・模試で実戦力を確認できます。
さらに法改正まで入るため、
前年教材を残して再受験する場合にも使いやすくなります。
中上級フルはライトに2つのアウトプットが追加される
フルとライトの違いは明確です。
フルにはライトの内容に加えて、
択一過去問解説講座
記述・択一パーフェクト12
が入ります。
つまり、
ライト
→ 必要な講義+記述過去問+答練+模試+法改正
フル
→ そこへ択一過去問の重点解説+追加の択一・記述演習
という違いです。
アガルート自身も、
アウトプットを中心にしっかり対策したい人
→ フル
学習時間を確保しにくい人
→ ライト
と案内しています。
公式資料
アガルート|2027年合格目標 演習総合講義/中上級カリキュラム
記述・択一パーフェクト12はフルだけ
フルの大きな違いが、
記述・択一パーフェクト12
です。
全12回で、
各回、
記述1問
+
択一10問
を解きます。
本試験レベルの問題を使い、週1回程度のペースで約3か月継続する構成です。
記述を一気に大量演習するというより、
記述を定期的に解き続けながら、択一の一段細かい知識も確認する
位置づけです。
前年、
択一はある程度取れた
しかし記述演習を後回しにした
という人には、フルを選ぶ理由になります。
逆に、
すでに別の記述答練を受ける
のであれば、同じ役割が重複しないか確認してください。
公式資料
アガルート|2027年合格目標 演習総合講義/中上級カリキュラム
択一過去問解説講座もフルだけ
もう一つフルだけに入るのが、
択一過去問解説講座
です。
肢別過去問集の中から、
- 重要問題
- 難易度の高い問題
を選び、文章だけでは理解しにくい部分を講義で補います。
したがって、
過去問を何周もしているが、
「正解番号は分かるのに理由を説明できない」
「細かな論点になると理解があいまい」
という人には意味があります。
一方、
択一過去問は自分で十分復習できる
のであれば、フルを選ぶ理由の一つが減ります。
択一基準点超え・記述だけ弱いならフルとは限らない
例えば、
午前択一
→ 基準点突破
午後択一
→ 基準点突破
記述
→ 不合格原因
だった場合です。
一見すると、
「記述を厚くするためフル」
と思えます。
しかしフルでは、
記述・択一パーフェクト12だけでなく、択一過去問解説講座も追加されます。
すでに択一過去問が十分完成しているなら、
ライト+別の記述単科
または、
前年教材+記述・答練パック
などの方が役割を絞れる可能性があります。
アガルートには2027年向けに、記述対策へ特化した「記述・答練パック」も用意されています。
したがって、
記述が弱い=必ず中上級フル
ではありません。
公式資料
択一も記述もあと一段必要ならフルを選びやすい
フルを選びやすいのは、
択一
→ 基準点付近または突破するが安定しない
記述
→ 弱い
過去問
→ 解いたが理解が浅い問題も残る
という人です。
このタイプは、
演習総合講義
↓
択一過去問解説
↓
記述過去問
↓
記述・択一パーフェクト12
↓
実力確認答練
↓
模試
と、複数段階でアウトプットできます。
特にアガルート公式では、フルの記述対策について、
演習総合講義
↓
記述過去問解説講座
↓
記述・択一パーフェクト12
の3段階で記述を仕上げる設計にしています。
択一・記述ともに前年の完成度があと一段足りなかった
人には、フルの追加部分を使いやすくなります。
公式資料
アガルート|2027年合格目標 演習総合講義/中上級カリキュラム
択一・記述ともかなり取れているならフルは大きすぎることもある
反対に、
午前択一
→ 十分
午後択一
→ 十分
記述
→ 基準点も突破
総合点でわずかに届かなかった
という場合です。
この状態なら、
中上級フルで大量の講義・問題演習を追加するより、
- 前年教材
- 新年度答練
- 模試
- 法改正
だけで足りる可能性があります。
つまり成績が高くなるほど、
演習総合講義
ライト
フル
の順に上げるのではなく、
そもそも中上級カリキュラムを丸ごと買う必要があるか
まで戻って考えます。
前年教材を残すなら演習総合講義の価値も変わる
例えば前年もアガルートを使っていた場合です。
すでに、
- 基本テキスト
- 過去問
- 記述教材
を持っているなら、新年度に何を買うかはかなり絞れます。
前年教材
→ 基本復習
演習総合講義
→ 学習経験者向けの全体再整理
別校答練
→ 新作問題
という組み方もできます。
一方、
前年が独学や別校で、
「全科目をもう一度短時間で整理する教材がほしい」
なら、演習総合講義を新しい軸にする意味が大きくなります。
フル・ライト・演習総合講義を整理すると
| 前年の状態 | まず検討 |
|---|---|
| 全体を学習済み・答練や記述は別で用意 | 演習総合講義 |
| 知識再整理+記述+答練+模試まで必要 | ライト |
| 択一過去問の理解も浅い | フル寄り |
| 択一・記述とも実戦演習不足 | フル寄り |
| 記述だけ弱い | ライト・記述単科・記述答練も比較 |
| 択一基準点未満で全体に穴 | 演習総合講義+アウトプットまで検討 |
| 択一基準点前後・記述弱い | ライトまたはフル |
| 択一・記述ともかなり安定 | 中上級自体が必要か再確認 |
これはアガルート公式の得点区分ではありません。
各講座に何が含まれているかと、前年の失点原因を対応させた選び方の目安です。
フルとライトは「記述が弱いか」だけで決めない
フルとライトを分けるときに、
記述が弱い
→ フル
とだけ考えるのは不十分です。
ライトにも、
- 記述過去問解説
- 実力確認答練の記述
- 模擬試験の記述
があります。
フルでさらに増えるのは、
記述・択一パーフェクト12
+
択一過去問解説講座
です。
したがって、
記述をさらに12回継続演習したい
択一過去問も講義で深く確認したい
ならフル。
そこまでは必要ない
答練・模試まであればよい
ならライト。
と分ける方が正確です。
学習時間を確保できないならライトの方が使い切りやすい
フルには追加の講義・問題演習があります。
内容が多いこと自体はメリットですが、
受講
↓
復習
↓
解き直し
までできなければ意味がありません。
働きながら再受験する場合、
「フルの方が全部入っていて安心」
という理由だけで選ぶと、消化不良になる可能性があります。
アガルート自身も、
時間を確保しにくい人にはライト
と案内しています。
講座量ではなく、復習まで終えられる量を選ぶ
ことが重要です。
公式資料
アガルート|2027年合格目標 演習総合講義/中上級カリキュラム
受験経験者割引はカリキュラムが対象
アガルートには司法書士試験の受験経験者向け割引制度があります。
2027年向けでは、
- 中上級フル
- 中上級ライト
- 記述・答練パック
などが対象です。
一方、
演習総合講義だけの受講は受験経験者割引の対象外
とされています。
ただし、割引制度・販売条件は変更される可能性があります。
講座を決める順番は、
割引が大きい方
ではなく、
必要な内容を決める
↓
申込時に利用できる割引を確認する
にしてください。
公式資料
フルだけ合格特典の対象になる違いもある
2027年向けアガルート司法書士では、
中上級カリキュラム/フル
は合格特典の対象です。
一方、
中上級ライト
演習総合講義単体
は対象外と案内されています。
これはフル・ライトを選ぶ際の違いの一つです。
ただし、
合格特典があるからフルを選ぶ
のではなく、まず講座内容が自分に必要かを判断してください。
記述・択一パーフェクト12や択一過去問解説を使わないのに、特典だけを理由に学習量を増やすのは本末転倒です。
公式資料
成績から選ぶならこの順番で考える
- 午前択一が基準点を超えたか確認する
- 午後択一も基準点を超えたか確認する
- 記述がどの程度取れたか確認する
- 過去問を自力で復習できるか確認する
- 答練・模試を別で用意するか確認する
- 全体再整理だけなら演習総合講義を検討する
- 答練・模試・記述までまとめるならライトを検討する
- 択一過去問解説と追加の記述・択一演習まで必要ならフルを検討する
この順番なら、
不合格だったからフル
ではなく、
前年に足りなかった部分だけを補う形で選べます。
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アガルート中上級は「どこまで買うか」を先に決める
2027年向けアガルート司法書士では、
演習総合講義
→ 全科目の重要知識を学習経験者向けに再整理
中上級ライト
→ 演習総合講義+記述過去問+答練+模試+法改正
中上級フル
→ ライト+択一過去問解説+記述・択一パーフェクト12
という違いがあります。
前年教材や別校答練を使える
→ 演習総合講義
新年度の記述・答練・模試までまとめたい
→ ライト
択一過去問の理解と記述・択一の追加演習まで厚くしたい
→ フル
と考えると分かりやすくなります。
成績が低いからフル、高いからライトという関係ではありません。
前年の択一・記述で何が足りなかったかと、すでに持っている教材を確認し、
今年アガルートから何を追加する必要があるか
で選んでください。
出典
この記事は、2026年8月時点のアガルート公式情報をもとに作成しています。
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