アガルートの行政書士講座で、
「再受験なら中上級と上級のどちら?」
「前年150点なら中上級?」
「160点前後なら上級へ進んでいい?」
と迷うことがあります。
結論からいうと、
前年の総得点だけで中上級・上級を決めるのはおすすめできません。
アガルートの現行講座では、
中上級
→ 一通り学習したが、知識を整理し直しながら問題演習を増やしたい人
上級
→ 基本知識はかなり定着しており、合格まであと一歩の人
という違いがあります。
実際、詳細を確認できる2026年上級カリキュラムでは、
本試験160点前後
が対象の一つとして明示されています。
一方、中上級では、
過去問を6割以上解けること
などが対象の目安です。
つまり、
150点だから中上級、160点だから上級
と機械的に分けるのではなく、
前年の点数
+
過去問の完成度
+
基本問題の取りこぼし
から判断します。
なお、2026年8月時点でアガルート公式には2027年向けの「中上級」「上級」の案内導線がありますが、詳細なカリキュラム内容を確認できる公開ページは2026年版が中心です。
この記事では、最新の公式案内と、詳細確認できる2026年版の中上級・上級をもとに違いを整理します。
中上級は「一通り勉強したが、まだ知識に穴がある人」向け
アガルートの中上級カリキュラムは、行政書士試験の学習経験者向けです。
公式では、
- 行政書士試験の学習経験がある
- 過去問を6割以上解ける
- 問題演習を重視したい
- 入門レベルの学習を一通り終えている
人などを対象としています。
つまり、
初学者ではない。
しかし、
基本知識をもう一度整理する余地は残っている
という人向けです。
例えば前年、
行政法
→ 取れる問題と落とす問題の差が大きい
民法
→ 基本問題でも迷う
記述
→ あまり安定しない
という状態なら、中上級を検討しやすくなります。
公式資料
上級は「知識を一から学び直さなくていい人」向け
アガルートの上級カリキュラムは、
一通りの学習をやり尽くした学習経験者
向けです。
詳細を確認できる2026年版では、
- 本試験で160点前後を取れる
- 合格まであと2点・4点
- 中上級レベルの講座を70%以上マスターしている
人などを推奨対象としています。
上級で重視されるのは、
知識の網羅的な再学習
ではなく、
持っている知識を実戦で得点へ変えること
です。
そのため、
行政法・民法の基本問題はかなり安定している。
過去問も十分やった。
それでも応用問題・記述・初見問題で失点する。
という人なら上級へ進みやすくなります。
公式資料
150点前後なら中上級を先に考えやすい
例えば前年が、
145点
150点
155点
前後だった場合です。
ここで、
民法の基本問題を複数落とした。
行政法も安定しない。
過去問の正誤理由を説明できない。
という状態なら、
中上級で知識を再整理する
方が合いやすくなります。
上級は、基本知識がかなりできていることを前提とする講座です。
150点だから上級には早い、という意味ではありません。
例えば150点でも、
択一はかなり取れていた
記述がほぼ取れなかった
のであれば、中上級本科より記述単科を追加する方がよい場合もあります。
つまり、
150点という合計より、どこで30点不足したのか
を見ます。
160点前後は中上級と上級を分ける一つの目安になる
アガルートが上級の対象として、
本試験160点前後
を明示しているため、160点付近は一つの判断材料になります。
例えば、
160点
+
行政法の基本問題は安定
160点
+
民法過去問もかなり取れる
160点
+
前年教材を十分やり切った
なら、
上級
を検討しやすくなります。
反対に、
160点
+
行政法の基本問題でも失点
160点
+
民法が理解不足
160点
+
記述がたまたま高得点
なら、
中上級
で全体を再整理した方がよい可能性があります。
つまり、
160点+基礎安定 → 上級寄り
160点+基礎に穴 → 中上級寄り
です。
170点台なら上級だけでなく「本科不要」も考える
例えば前年174点だったとします。
合格まであと6点です。
この段階になると、
中上級か上級か
だけではなく、
そもそも本科をもう一つ買う必要があるか
を確認します。
例えば、
法令
→ 十分
基礎知識
→ 十分
行政法・民法
→ 安定
記述だけ弱い
なら、
前年教材
+
記述対策
+
答練・模試
で足りる可能性があります。
反対に170点台でも、
記述で高得点を取っただけで、択一の基本知識が不安定
なら、上級または中上級を使う意味があります。
得点が高くなるほど、「高いレベルの本科へ進む」ではなく「本科を削る」判断も必要になります。
120~140点台でも中上級へ進める人はいる
中上級には、
「150点以上」
のような公式得点基準はありません。
公式が示しているのは、
過去問6割以上、一通り入門レベルを終えている
といった学習状態です。
そのため前年130点でも、
全範囲学習済み
過去問も十分解いた
本試験で崩れた
なら、中上級を使える可能性があります。
反対に145点でも、
民法がほぼ未完成
商法をほとんどやっていない
過去問も十分回していない
なら、入門寄りの復習が必要です。
点数は入口であって、
講座を決める最終基準ではありません。
中上級と上級は「基本を整理する量」が違う
大きく分けると、
中上級
→ 基本知識を再整理しながら演習する
上級
→ 基本知識は前提として、応用・実戦へ寄せる
という違いがあります。
上級では、
- 図表まとめ
- 判例対策
- 記述対策
- 行政書士試験過去問
- 他資格試験問題
- 模試
などを使い、最後の得点力を高めます。
特に他資格試験問題まで利用して、
過去問だけでは対応しにくい問題への実戦力
を強化する設計です。
公式資料
上級フルとライトは「条文・文章理解まで戻るか」で分ける
詳細を確認できる2026年上級では、
フル
ライト
があります。
ライトにも、
- 図表まとめ
- 判例
- 記述80問
- 模試
- 過去問ベストセレクション
- 他資格問題
などが含まれます。
フルでは、さらに、
逐条ローラーインプット講座
文章理解対策講座
が加わります。
そのため、
上級レベルではあるが、
条文知識にも少し不安がある
文章理解も補強したい
ならフル寄り。
基本知識・文章理解は安定していて、
応用・記述・模試を中心にしたい
ならライト寄りです。
上級だからフルを選ぶ必要はありません。
公式資料
民法だけ弱いなら中上級を丸ごと買わない方法もある
例えば、
行政法
→ 得点源
基礎知識
→ 安定
民法
→ 明確に弱い
という場合です。
この状態で、
「160点だから中上級か上級」
と本科だけ比較すると、必要以上に大きな講座を選ぶ可能性があります。
アガルートには現行講座として、
- 他資格民法パーフェクト80
- 民法分野別講座
などの単科があります。
弱点が民法だけなら、
前年教材
+
民法補強
+
模試
という構成もあります。
つまり、
中上級か上級かを決める前に、本科が必要なほど弱点が広いか
を確認します。
公式資料
記述だけ弱い場合も本科比較から外れることがある
同じように、
択一
→ 安定
基礎知識
→ 安定
記述
→ 低い
なら、
中上級・上級のどちらかを丸ごと買う
より、
記述単科+答練・模試
の方が合う場合があります。
アガルートには現行講座として、
総まくり記述80問攻略講座
などがあります。
上級にも記述80問が含まれていますが、
そのためだけに上級全体が必要かは別問題です。
弱点が一つなら、
本科より小さく組めないか
を先に見ます。
公式資料
中上級が向きやすい人
次の項目が多い人です。
- 一通り学習済み
- 過去問は6割程度以上解ける
- 行政法・民法にまだ基本的な穴がある
- 知識はあるが整理できていない
- 複数科目で得点が不安定
- 150点前後から伸び悩んでいる
この場合は、
応用問題を増やす前に、学習経験者向けに全体を組み直す
意味があります。
上級が向きやすい人
次の項目が多い人です。
- 本試験160点前後以上
- 基本問題は安定
- 過去問を十分やり切った
- 中上級レベルの教材をかなり消化した
- 知らないより、迷って落とすことが多い
- 応用・判例・記述を増やしたい
- 合格まであと一歩
この場合は、
基本をもう一度広く学ぶより、最後の実戦力を積む上級
が合いやすくなります。
中上級・上級の選び方を整理すると
| 前年の状態 | まず検討 |
|---|---|
| 120点未満・学習未完成 | 入門再構築 |
| 120~140点台・全範囲学習済み | 中上級 |
| 150点前後・複数科目に穴 | 中上級 |
| 160点前後・基本に穴 | 中上級 |
| 160点前後・基本安定 | 上級 |
| 170点台・細かな弱点が複数 | 上級 |
| 170点台・弱点が一つ | 単科+答練・模試 |
| 合格まで数点・全体安定 | 本科不要も検討 |
これはアガルートが公式に示す得点区分ではありません。
公式が明確に示しているのは、
中上級
→ 過去問6割以上など
上級
→ 本試験160点前後など
という対象像です。
それを前年成績へ当てはめた判断の目安です。
迷ったら前年の「基本問題」を見直す
中上級か上級か迷ったら、
点数より、
基本問題をどう間違えたか
を見ると分かりやすくなります。
行政法の基本条文を知らなかった。
民法の基本論点を理解できていなかった。
なら、
中上級寄りです。
一方、
基本問題は取れる。
しかし、
応用問題
初見問題
判例問題
記述
で点を落とした。
なら、
上級寄りです。
つまり、
知らなくて落とした → 中上級
知っていたが使えず落とした → 上級
という見方ができます。
アガルート中上級と上級はこの順番で決める
- 前年の総得点を見る
- 法令・基礎知識の基準を確認する
- 行政法・民法の基本問題の失点を見る
- 過去問を6割以上解けるか確認する
- 基本知識に穴があれば中上級を検討する
- 160点前後以上で基本が安定していれば上級を検討する
- 弱点が一つだけなら単科で足りないか確認する
- 上級を選ぶならフル・ライトを必要講座で分ける
この順番なら、
前年160点だから上級
と先に決めず、
160点の中身から必要な講座を選べます。
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中上級か上級かは「点数+基本知識」で決める
アガルート行政書士の中上級と上級を分けると、
中上級
→ 一通り勉強したが、基本知識をもう一度整理したい
上級
→ 基本はかなり完成し、実戦演習であと一歩を取りたい
という違いがあります。
詳細を確認できる現行上級では、
本試験160点前後
が一つの対象目安です。
ただし、
160点でも基本問題を多く落とした
→ 中上級
160点で基本は安定している
→ 上級
170点台で弱点が一つだけ
→ 単科・答練・模試
という場合があります。
点数は入口として使い、最後は前年の失点内容で決める。
これが、中上級と上級を選ぶときの基準になります。
出典
この記事は、2026年8月時点のアガルート公式情報をもとに作成しています。
アガルート「行政書士試験対策講座」、アガルート「中上級総合講義/中上級カリキュラム」、アガルート「上級カリキュラム」、アガルート「2027年合格目標 入門総合講義/入門カリキュラム」
