予備試験の答案添削だけ増やしたい|フル講座を買わず添削回数を確保する方法

予備試験の基礎講義は終わっている。

論文過去問や問題集も持っている。

自分で答案も書ける。

ただ、

「自分の答案をもっと他人に見てもらいたい」

という場合があります。

この状態で、基礎講義・短答対策・論文講義まで入ったフル講座をもう一度契約する必要があるとは限りません。

2027年向け講座を見ると、

既存の論文講座に添削オプションを追加する。

論文過去問答練で添削回数を確保する。

論文答練パックを利用する。

必要なら追加添削を申し込む。

という方法があります。

ただし、完全に「手持ちの好きな答案を1通ずつ添削してもらう」商品は、主要予備校では選択肢が限られます。

そのため実際には、

添削オプション型。

過去問答練型。

答練+添削型。

のどれを使うかで考えたほうが選びやすくなります。

添削だけ増やしたい人は、講義不足なのか答案チェック不足なのかを分ける

まず確認したいのは、本当に不足しているのが添削だけなのかです。

現在の状態追加したいもの
問題を読んでも論点が分からない講義・重要問題
論点は分かるが答案を書けない論文答練
答案は書けるが評価が分からない添削
過去問は書けるが初見問題で崩れる初見答練+添削
特定科目だけ評価が低いその科目を重点的に添削

すでに答案を書けていて、自分の問題点だけ外から確認したいのであれば、講義を増やす必要性は低くなります。

逆に、答案を最後まで書けない状態なら、添削枠だけ大量に持っていても使い切れません。

アガルートは重要問題習得講座に添削オプションを追加できる

2027・2028年向けアガルートの「重要問題習得講座」には、全7科目を購入した人向けの添削オプションがあります。

対象は全42問です。

内訳は、

  • 憲法6問
  • 行政法6問
  • 民法6問
  • 商法6問
  • 民事訴訟法6問
  • 刑法6問
  • 刑事訴訟法6問

となっています。

つまり、初学者向けのフルカリキュラムを購入しなくても、

重要問題習得講座
+
添削オプション

という組み方ができます。

ただし重要なのは、添削オプションだけを単独購入する商品ではない点です。

全7科目の重要問題習得講座を購入した人が追加できるオプションです。

すでに別教材を持っていて、

「手持ち問題を42通だけ見てほしい」

という使い方とは違います。

アガルートは42通を使った後に追加添削も相談できる

さらにアガルートは、重要問題習得講座の添削オプションについて、

添削オプション購入後、さらに追加で添削を希望する場合はカスタマーセンターへ問い合わせて購入手続きを行う

と案内しています。

これは今回の検索意図にかなり近い仕組みです。

最初から大きなカリキュラムを契約するのではなく、

重要問題習得講座
↓
42通の添削
↓
必要なら追加添削

という使い方ができます。

一方で、同じ講座をもう一度購入して添削回数を増やす方法は、システム上利用できないとされています。

したがって、アガルートで添削数を増やしたいなら「同じ商品を二重購入」ではなく、公式に案内されている追加添削の手続きを確認します。

重要問題まで持っているなら、講座重複には注意する

アガルートの方法には弱点もあります。

すでに、

別予備校の基礎講義。

重要問題集。

論文問題集。

を十分に持っている人にとっては、添削を受けるために重要問題習得講座まで追加すると教材が重複する可能性があります。

そのため、

添削42通を確保するために講座本体まで追加する価値があるか

を確認します。

ここで重複が大きいなら、次の「答練自体に添削が付くタイプ」を比較したほうがよいでしょう。

伊藤塾は予備試験論文過去問63問を添削してもらえる

2027年向け伊藤塾の「予備試験 CBT過去問答練パック」では、2020年から2026年までの予備試験論文過去問について、全63問の添削を受けられます。

対象は、

憲法。

行政法。

民法。

商法。

民事訴訟法。

刑法。

刑事訴訟法。

法律実務基礎科目の民事・刑事。

の9科目です。

添削はTWO-WAY添削とされています。

すでに基礎講義は不要だが、

予備試験過去問を実際に書いて添削してもらいたい

という人なら、フル講座ではなく過去問答練だけを利用できます。

過去問をまだ十分書いていないなら63問の添削を先に使う

添削回数を増やしたいからといって、必ずオリジナル答練へ進む必要はありません。

過去問について、

答案構成だけで済ませていた。

模範答案を読んだだけ。

自分の答案を書いて採点してもらった経験が少ない。

という人なら、まず過去問添削を使う方法があります。

予備試験本番で実際に出題された問題を使えるため、

問題文から必要な論点を拾えているか。

時間内に書けるか。

合格水準の答案との差はどこか。

を確認できます。

この段階なら、63問という添削数だけでもかなりの答案を書くことになります。

過去問を終えているなら伊藤塾のオリジナル答練へ進む

伊藤塾の2027年向け「予備試験 CBT答練パック」には、過去問63問の添削に加えて、オリジナル問題による論文答練があります。

オリジナル論文答練は全64問です。

法律基本科目が56問。

法律実務基礎科目が8問。

こちらにもTWO-WAY添削が付いています。

そのため、

過去問63問
+
オリジナル答練64問

と、かなり多くの答案演習を確保できます。

ただし、添削回数だけを増やしたい人にとっては量が多すぎる可能性もあります。

127問すべてを提出し、返却答案を確認し、復習する時間を確保できるかを先に考えます。

63問と127問のどちらが必要か

伊藤塾を使う場合は、過去問答練だけで足りるか、オリジナル答練まで必要かで分けられます。

過去問を実際に書いていない

過去問63問の添削から。

過去問はかなり書いた

オリジナル問題を含む答練パックを検討。

過去問も初見問題も十分書いている

新しい添削講座を増やす前に、返却済み答案の修正が足りているか確認。

この順番です。

「添削が多いパック」を選ぶより、

まだ添削してもらっていない種類の答案を選ぶ

ほうが重複を減らせます。

LECには学習経験者向けの論文演習パックがある

2027年向けLECにも、学習経験者向けの「論文ハイレベル演習パック」があります。

短答合格レベルにある人を対象として、論文答練を中心に進める演習型のパックです。

全32回で、ハイレベル論文答練と全国短答ファイナル模試を組み合わせています。

つまり、

基礎講座は不要。

論文演習を新しく追加したい。

という人向けの商品はLECにもあります。

ただし、今回確認した2027年向け公式販売ページでは、伊藤塾のように「添削○問」と明確な添削通数までは確認できませんでした。

添削回数だけを目的に契約する場合は、申込前に答案提出・添削対象回数を公式へ確認したほうが安全です。

完全な「添削だけ単品」は意外と少ない

ここが今回のポイントです。

主要予備校を調べると、

好きな手持ち答案を自由に提出して1通単位で添削してもらう

という完全な添削専用サービスより、

予備校指定の問題
+
答案提出
+
添削

という商品が中心です。

たとえば、

アガルートは重要問題習得講座+添削オプション。

伊藤塾は論文過去問答練+添削。

LECは論文答練。

という形です。

そのため「添削だけ欲しい」と考えていても、実際の購入時には、

どの問題を添削してもらうか

までセットで選ぶことになります。

手持ち教材をそのまま使いたいなら、新しい講座の重複を見る

たとえば、すでにアガルートの重要問題を持っている人なら、同じ重要問題を使った添削は相性がよいでしょう。

一方、伊藤塾の過去問講座を前年に受講済みなら、もう一度同じ過去問答練を契約しても問題が重複する可能性があります。

確認したいのは、

前年と同じ問題ではないか。

一度添削してもらった答案ではないか。

新しく採点してもらう意味があるか。

です。

添削数を増やすことだけを目的にすると、すでに知っている問題ばかりになることがあります。

添削42通・63通・100通超を回数だけで比較しない

数字だけ見ると、

42通より63通。

63通より100通以上。

のほうが有利に見えます。

しかし、添削は提出して終わりではありません。

1問について、

答案作成
↓
提出
↓
返却
↓
コメント確認
↓
出題趣旨・解説確認
↓
自分の答案修正
↓
弱点を教材へ戻して復習
↓
次の答案で修正

まで必要です。

1通あたりの復習に時間がかかるため、100通以上の添削を契約しても50通しか処理できなければ、残りを持っている意味は小さくなります。

添削回数は「同じ指摘が消えるまで」で考える

必要な添削数に共通の正解はありません。

たとえば、

最初の10答案で「当てはめが薄い」と指摘された。

次の10答案では改善した。

その後は別の「時間不足」が問題になった。

というように、課題は変わります。

そのため、

50通必要。

100通必要。

と先に決めるより、

自分が何を直すために添削を増やすのか

を決めます。

特定の問題がなくなったら、添削数をさらに増やす必要性も下がります。

添削を増やしたほうがいい人

次の状態なら、追加添削を使う意味があります。

  • 答案は時間内に完成する
  • 問題を読めば主要論点は浮かぶ
  • 自分では合格答案との差が分からない
  • 返却答案の指摘を次の答案へ反映できている
  • 過去問や問題集はすでに持っている
  • 添削期限内に実際に提出できる

この状態なら、新しい基礎講義より添削へ費用を回しやすくなります。

添削を増やす前に答練を増やしたほうがいい人

逆に、

答案を書き切れない。

時間内に終わらない。

答案構成だけで止まっている。

という場合は、添削枠より答案作成量の不足が先かもしれません。

この場合は、

答練で実際に書く。

まず最後まで完成させる。

その後に添削を受ける。

という順番です。

添削サービスは、提出する答案がなければ使えません。

フル講座を買わずに添削を増やす3つの方法

方法1 既存講座に添削オプションを付ける

アガルートの重要問題習得講座+42問添削のような方法です。

すでにその教材を使いたい人に向きます。

方法2 過去問答練だけ契約する

伊藤塾の予備試験CBT過去問答練パックのように、過去問63問について答案を書き、添削してもらいます。

基礎講義を追加する必要がありません。

方法3 答練パックで初見答案まで増やす

過去問が終わっているなら、オリジナル答練まで含むパックを使います。

伊藤塾では過去問63問に加え、オリジナル論文答練64問という選択肢があります。

どこまで必要かは、過去問の消化状況で決めます。

添削だけ欲しいなら最初からフル講座を比較しなくていい

答案添削だけ増やしたい人が、

初学者向け最短合格カリキュラム。

基礎講義。

短答講義。

論文インプット。

まで全部比較する必要はありません。

見るべき商品を、

添削オプション。

過去問答練。

論文答練。

アウトプットカリキュラム。

まで絞ります。

そのうえで、

何通添削できるか。

どの問題を提出するのか。

CBTで提出できるか。

返却までどの程度かかるか。

提出期限はいつか。

追加添削できるか。

を比較します。

結論|「添削だけ単品」ではなく、最小の添削付き商品を選ぶ

予備試験で答案添削だけ増やしたい場合、主要予備校では完全な添削専用サービスより、

指定講座+添削オプション。

過去問答練+添削。

論文答練+添削。

という形が中心です。

そのため、フル講座を買わずに済ませたいなら、

すでに重要問題をやりたい
→重要問題講座+添削オプション。

過去問をまだ十分書いていない
→過去問答練+添削。

過去問は終わった
→初見論文答練+添削。

という順番で選びます。

アガルートでは、2027・2028年向け重要問題習得講座に42問の添削オプションを付けられ、その後さらに追加添削を希望する場合の手続きも案内されています。

伊藤塾では、2027年向け予備試験論文過去問63問を添削してもらえるパックがあり、さらにオリジナル論文答練64問を含む答練パックもあります。

「添削をもっと増やしたい」からフル講座へ戻るのではなく、

今持っている教材。

まだ書いていない問題。

必要な添削数。

の3つを確認し、最も小さい添削付き商品から追加する方法を考えます。

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申し込む前に「あと何通書けるか」を数える

添削50通、100通という数字を見る前に、試験までに自分があと何通答案を書けるかを数えてみてください。

週2通なら、10週間で20通です。

その20通を提出し、返却答案を復習するところまで考えると、必要な添削数が見えやすくなります。

大量の添削が付いたフル講座を買うより、自分が実際に使える回数だけ確保するほうが無駄を減らせます。

出典

アガルートアカデミー|2027・2028年合格目標 重要問題習得講座、アガルートアカデミー|2027・2028年合格目標 予備試験アウトプットカリキュラム、伊藤塾|2027年合格目標 予備試験 CBT過去問答練パック、伊藤塾|2027年合格目標 予備試験 CBT答練パック、LEC|2027年合格目標 予備試験 論文ハイレベル演習パック

この記事は、2026年8月時点の各資格スクールの公開情報をもとに作成しています。